和歌山県

黒江(海南市)

2001年2月10日から11日にかけ、Fさんと1泊2日で和歌山県の海南市黒江と湯浅町に出かけた。久しぶりにスケッチと温泉をセットにした小旅行で、龍神温泉泊。黒江は漆器の産地で、のこぎり刃状にギザギザになった家並みが特徴だ。本瓦ぶきのどっしりとした家が多く残っているが、漆器の商いはあまり好調ではないらしく、町にはお年寄りの姿が目立った。

黒江(海南市)01・02・10 F8
のこぎり刃状の家並みで、家の前の三角形の敷地は絶好の駐車スペースになっている。反対側から描けば立派な格子が描けるのだが・・・。家並みの間の道は車がやっとすり抜けられるほどの幅で、日が良く当たらない。1枚の絵を仕上げる間に体が芯まで冷えた。
のこぎり刃型の町並みは、正保年間(1644〜48年)の埋め立て工事でできた土地に家が建てられた時に誕生したという。


町中を散策していたFさんが「向こうの神社からの眺めが良い。日当たりも良い」という。冷えた体には日当たりが一番。さっそく移動することにする。中言(なかごと)神社から俯瞰した町並みに挑戦した。

黒江2(海南市)01・02・10 F8
今度は日当たりが良い。宮司さんの奥さんらしい方が出てきて町のことをいろいろ説明してくださった。境内には「黒牛の水」という名水井戸があった。








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