佐賀県

肥前浜(鹿島市)

JRの駅でいえば「肥前浜」、町名でいえば鹿島市浜町のこの町並みを知ったのは佐賀県のパンフレットからだった。駅前の国道202号線には祐徳稲荷の巨大な鳥居が建っているが、一筋裏道に入ると、忘れられたような町並みがひっそりと続いている。かつては佐賀平野の米を使った酒どころだったという。九州で一番気に入ったスケッチポイント。

肥前浜1(鹿島市)95・08・19 ワトソンF8

肥前浜2(鹿島市)95・08・19 ワトソンF8

この町のたたずまいが忘れられない。1998年6月に再び出かけ、今度は上の絵と反対側から見て、崩れかけた土蔵に焦点を当てた。白漆喰壁が一部はがれると、白と茶色のコントラストが面白い。いわば町並みスケッチの定番である。ところが町並み保存運動が始まったとかで、壁が修理してある。町並みにも手が入れられ始めている。持ち主の方には申し訳ないが、手前の家は以前見た姿に戻し、壁を落として描いた。

肥前浜3(鹿島市)98・06・20 コットマンF8

肥前浜4(鹿島市)98・06・20 クレスターF6      ●

川副町・じょうご造りの家
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