大阪府

唐崎(高槻市)

淀川流域の平野部には貴重なものを洪水から守るため、土台を階段状に高くした「段蔵」という土蔵がある。茨木市車作へ行った帰りに、茨木から枚方へ抜ける府道139号を走っていて、信号待ちの車窓から豪勢な段蔵があるのを見つけた。グーグル地図の航空写真で確かめると場所は高槻市唐崎中1丁目であることが分かったので、日を置かず出かけてみた。

「段蔵」(高槻市唐崎中1丁目)      2012.10.29        F6
2軒分の段蔵が一直線に並んでいるので田んぼの中に入り込んでスケッチした(右の絵)。これほど大規模な段蔵を見るのは初めてで、実物は壮観なのだが、さすがに絵としては変化がなくてどうにもならない。というわけで蔵のそばに近寄り反対側からもう1枚描いた(上の絵)。










続々「段蔵」(高槻市唐崎中1丁目)      2012.10.29        F6
同じ「段蔵」を2枚続けてスケッチし、別の場所へ移動しかけて、ふと振り返ると、段蔵の様子が一番よく分かるアングルがあった。同じ建物を3枚も続けて描くのは初めての経験だが、おまけでもう1枚描くことにした。この段蔵の持ち主の方には失礼ながら、グーグルのお世話で空から覗くと、それこそ壮大な屋敷。この場所からはその母屋の一部も見えた。

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