大阪府

尺代(島本町)

名神高速道路や東海道新幹線、東海道線、阪急京都線が通り抜ける島本町の中心部から少しだけ山の中へ入ると、水無瀬川という細流に沿って家々が雛段状に並ぶ尺代の集落があった。向かい側の道路から眺めると壮観である。手前の斜面には広大な貸農園があり、川沿いにはアマゴ・マス釣り場という施設もあった。

   
   尺代B(島本町)2020.04.11     36×51p  
  異論があるかも知れないが、誰にも迷惑をかけずに最も退屈しないコロナウイルス対応策は、マイカーで出かけて静かなところで一人でスケッチすることだと、個人的には思っている。というわけで、この日も朝のうちに食料品の買い出しを済ませて、スケッチに出かけた。行き先に少し迷ったが、複雑な家並みが描きたくて、島本町の尺代を選んだ。スケッチしている間に、3、4組の方々が声をかけていったが、少なくとも濃厚接触はなし。ただ、この日は思いのほか寒くて、もう一つ気分が乗らなかった。  
 
 
   
  尺代C(島本町)2020.04.11     36×51p  
  尺代へは2回目なので、集落の中へ入ってスケッチポイントがないか探してみた。しかし、今一つ描きたいポイントが見つからない。と言うわけで、再び元の場所へ戻り、紙を粗めに替え、鉛筆も6Bにして、ズームをきかせてもう1枚描いた。  
 
 
尺代@(島本町)   2014.09.12    36×51p
ようやく秋の気配が漂い始め、空気が乾いていて気持ち良さそうなので、七ちょめさんに教えてもらった島本町尺代(しゃくだい)へ行った。日陰で描いていたら寒くなり、車から上着を引っ張り出してきた。

尺代A(島本町)   2014.09.12    F6
尺代の家数は何軒あるか知らないが、家々は等高線に沿ってずらりと並んでいる。谷を挟んだ同じ高さから家並みが眺められる理想的な場所で1枚描いた後、少し周辺を歩き回ってみたが、最初のポイントが日陰で描けることもあり、やはり一番良い感じなので、再び同じ場所へ戻った。上の絵の右側に下の絵が続くが、さらに右側にほぼ同数の家々がある。

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