大阪府

神宮寺(交野市)

交野山山麓の丘陵地にある「神宮寺」はブドウやミカンの栽培も盛んな「フルーツの里」である。集落の近くで縄文時代の土器も発見されており、古くから人々が生活していた場所であることが分かる。JR津田駅にも近いため新興住宅も建っているが、どっしりとした伝統的な民家も数多く残っている。

     
   神宮寺D(交野市)16.04.05    F6  
  寺集落でスケッチ後、同じ交野山の麓にある神宮寺集落へ行った。久しぶりにここを訪ね、伝統的な家屋が並ぶ場所を選んでスケッチしていると、後ろの家にお住まいの方がやってこられた。何と、かつて交野市広報誌の表紙に掲載された私の絵をコピーして額装したものを手にしておられるではないか。まったく同じ場所からの山の方を眺めた絵である(下に掲載している神宮寺@)。「こんな絵を描きたいと思っているのだが、忙しくて」といわれるが、わざわざご自宅に飾っていただいているようで、ありがたいことである。  
 
 
神宮寺B(交野市) 08.12.02   36×51cm   
細切れ時間を利用してまた「ご近所スケッチ」。同じことなら秋景色をと、神宮寺へ行った。紅葉はまさにピークで、静かなこの村も秋色に染まっていた。

神宮寺C(交野市) 08.12.02   36×51cm
神宮寺Bと同じ場所だが、実はこちらの方を先に描き始めた。しかし、交差点を手前に曲がり込む車が多く、スケッチしているとじゃまになるので、中断して道を渡ったところでBを描いた。ボツにするのももったいないので、後で仕上げ。同じような絵を2枚描くにはかなり気力を必要とする。

神宮寺A(大阪府交野市) 08.09.12   36×51cm 
田んぼが色づく季節なので、神宮寺へ行き、裏山の高台に上った。家並みの向こうで、第2京阪道路の工事が急ピッチで進んでいる。もうすぐ橋桁が架かるので、今しか描けない風景かなと思いながらスケッチした。残念ながらまだ田んぼは青々としていたが、少しだけ黄色の絵の具を増やしておいた。

神宮寺@(交野市)05.11.12 36×51cm
辻々に地蔵さんの祠(塀の前にあるのは犬小屋ではありません)もある。スケッチしている横をミカン狩りの小学生の一団が通っていった。

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