大阪府

寺(交野市)

「寺」という字名は珍しいが、交野市史によると、大昔は「てるは村」といい、それが転訛して「てら村」となったという。竜王山を越える「かいがけの道」の登り口の斜面に広がるとても古い歴史のある村で、集落内には古墳もある。また、江戸時代中期の建築で国の重要文化財に指定されている山添家住宅もある。

   
  住吉神社から(交野市寺)21.06.10  36×51p      
  自宅周辺でも田植えが進んでいるので、近場の寺集落へ行った。集落の高い所にある住吉神社の境内は木陰があって涼しく、目の前に棚田が広がっている。気分良くスケッチしたが、田圃の表現は難しく、見事に失敗した。  
 
 
   
  寺の路地(大阪府交野市寺)21.06.10  F6  
  寺の集落の上の方に棚田が広がっている。2枚目はその棚田を描こうと思って坂道を上った。しかし、しばらく来ない間に田圃の周辺には獣避けのフェンスが張り巡らされて畦には入れないようになっている。しかも日陰も確保できそうにないので、田圃のスケッチは諦めて集落内で日陰を探すことにした。良い場所が見つからないので、何回か描いたことのあるアングルで妥協した。  
 
 
   
  寺の坂道(大阪府交野市寺)21.06.10  F6      
  午後になり、寺の集落の坂道の西側に日陰ができはじめた。その日影に入り込み、土蔵がズラッと並ぶアングルを選んで描いた。以前まったく同じ場所でスケッチしている。  
 
 
   
  寺の棚田(交野市))2018.10.12   36×51p  
  野暮用が続きホームページ更新用の新作スケッチが底をついた。気がつくと、稲刈り時期が遅い交野でも半分ぐらいの田んぼが裸になっている。ちょうど薄曇りの天候だし、自転車で寺集落の高い場所まで上り、稲が残っている田んぼに焦点を当てて描いた。いつの間にか暑くも寒くもない快適な季節に移っていた。タイトルは適当に付けたが、一番下に掲載している寺@とほぼ同じ場所から。  
 
 
   
  黄金色の「寺」(交野市)16.09.23     36×51p  
  田んぼが黄金色に染まるころは、まだ少し暑いものの、またとないスケッチシーズンである。ところが今年はたびたび台風が来たり梅雨のような天候が続き、なかなか出かけるチャンスがない。この日も「雨が降る」との予報だったので家でぶらぶらしていたが、いっこうに降りそうにないので、午後になって近くの寺集落へ行った。桜の季節に下の絵を描いたのとほぼ同じ場所に座った。寺の家々は描いていて楽しいが、遠方に広がる家並みはやはり面倒。  
 
 
     
  寺からA(交野市寺)16.04.05    36×51p  
  満開の桜を狙って寺へ行った。集落の一番高いところに桜が固まって咲いているが、家並みと桜を組み合わせる構図は無理なので、桜の林を背にして、寺集落や大阪平野北部を俯瞰することにした。似たような構図で何回か描いているが、季節が違う。普段は農作業の人しかいない場所だが、この日は桜見物の人の姿が見られたほか、私と同年配の男性2人が山の方を向いて桜をスケッチしていた。  
 
 
寺・長屋門のある路地(交野市)2015.11.20     F6
午後から少し時間があったので、近場でスケッチすることにし、自転車で交野市内の寺集落へ行った。しかし何回もスケッチに来ている場所なので、新しいポイントが見つからない。結局「以前にも描いたことがあるなあ」と思いながら、立派な長屋門の前の狭い道に座った。点景に描き込んだ自転車は私自身のもの。

寺・柿の木が見える路地(交野市)2015.11.20     F6
2枚目を描こうと思ってうろついたが、「いいな」と感じるのはすでに描いたことがあるポイントばかり。この路地も過去に2度描いているが、屋根の上から覗いている柿の木に実がなっているのは初めてだと自分に言い聞かせた。以前描いたのは夏で葉っぱが茂った時と、冬で葉っぱがない時だった。道路部分を描く時に画用紙に手の脂が付いたためか、着色していると大きなシミができてしまい、どうしても消えない。

寺・田植えのころ(交野市寺)2014.06.09     36×51p
田植え時期が遅い交野市でも6月に入ってようやく田植えが本格化、↓の「寺・住吉神社から」の絵のコメントを思い出した。境内の木陰に入り、心地よい涼風を受けながら、「これぞ緑陰スケッチ」と気分を良くしていたら、やがて太陽が動いて木陰からはみ出してしまった。もっと慎重に方向と木を選ぶべきであった。

寺・山添家あたり(交野市)2014.02.16      36×51cm
関東甲信地方での大雪のニュースが伝わり、自宅の近所でも久しぶりに積雪となったが、この日はからりと晴れ上っているので、近場の「寺」へスケッチに出かけた。日当たりのよい田んぼの畔に座ったが、北風が強く、かなり寒い思いをした。寺ではたびたびスケッチしているが、このアングルは初めて。右手に見える重厚な茅葺屋根が山添家住宅である。

寺・住吉神社から(交野市)2014.02.16      F6
2枚目は北風が避けられそうな住吉神社の境内へ移動した。住吉神社は集落の一番高い所にあるが、境内が南向きに開けているため北風は遮られ、鳥居のそばに座ると日当たりもよく、ポカポカと気分が良かった。暑い季節なら木陰で描ける場所もあり、田んぼに水が入った時のスケッチも楽しそう。境内へは車も何とか乗り入れることができ、公衆トイレまで整備されている。この場所から描いた絵をよく見かけるが、その理由が分かるような気がした。

竜王山の紅葉(交野市寺)2013.12.05          36×51cm 
自宅から見える山々の紅葉がピークを迎えた。いかにもきれいだが、山全体をスケッチすると、赤や黄色の絵の具がたくさん要って大変なので、家並みの間からちょっとだけ山が見えるポイントを選んで描くことにした。自転車で寺地区まで出かけ、以前にも描いたことがある「かいがけの道」への入り口に座った。ここからだと全山紅葉の「竜王山」がちょっとだけ見える。石垣の上の柿の木に残る「木守り柿」に冬の訪れを感じた。

寺から@(交野市)2013.10.10      25×41p
黄色の田んぼを描く最後のチャンスと思い、寺地区の棚田の一番上まで登った。手前の家並みが寺地区で、その向こうを第2京阪道路が横切り、遠くに見える北摂の山まで一面に市街地が広がっている。最近は刈り取りと同時に脱穀することが多く、稲を天日干しする風景を見かけなくなったが、干してある稲は間違いなく自家消費用であろう。
先日25×41pという横長変形のスケッチブックを買ったので、初めて使ってみた。表紙には「G6」、[LANDSCAPE」とある。

「寺」の坂道(交野市寺)2013.02.21        F6
2月中旬を過ぎたのに真冬のような寒さが続き、スケッチの在庫も切れたため、多少晴れ間が見えたのを機に寺集落へ行った。目新しいポイントを見つけるのに苦労したが、重厚な家並みの間を山へ向かう坂道の様子が面白いと思い、陽だまりを選んで座った。集落内の坂道はけっこう勾配があり、若い人は別にして自転車に乗ったまま上るのは辛い。

寺J(大阪府交野市)2012.05.09     36×51cm
少し風が強く肌寒いが、よい天気だったので、また寺へ行った。4日前にも同じ集落をうろついただけに、さすがに描きたくなるポイントが見つからない。若葉の山がきれいなので、田んぼの中に出て、山に焦点を当てて描くことにした。久しぶりに現場で色づけしていると、田植えに備えて畦の草刈りをしていた人が、刈り取った草をあちこちで燃やし始めた。草を燃やす臭いは好きなのだが、もうもうと立ち上る煙が「煙幕」みたいで、周辺の景色がよく見えなくなってしまった。

寺H(交野市)2012.05.05     36×51cm
寺集落の一番上手、「かいがけの道」を見下ろす田んぼの畦に座り、道沿いにある家並みをスケッチした。ちょうど頭の上に大きな木が茂り、その影に入ると暑くなく寒くなく極めて快適だった。若葉の緑がまぶしい。

寺I(交野市)2012.05.05     F6
この日は昼には帰宅するつもりでスケッチに出た。12時までに「森」と「寺」で1枚ずつ描いたため、もういいかなと思ったが、あまりにも気持ちのよいシーズンなので、もう1枚。日向ではもう暑く、日影を選んだ。急いで仕上げて帰宅したら、何とか昼飯にもありつくことができた。

寺G(交野市)09.01.23  36×51cm
以前、寺の入り口に小ぶりな土壁の土蔵があった。ちょっといい感じなので、いつかスケッチしようと思っているうちに取り壊され、真新しいブロック塀ができた。この日、その場所でふと土蔵のあった場所を振り返ると、よく手入れされた柿の木の枝ぶりとその背後の家並みとの組み合わせが面白い。さらにそのうしろの「竜王山」の冬姿もいい。冬しか描けない風景だなと思い、この日の2枚目とした。

寺F(交野市)09.01.23  36×51cm
昼ごろ急に日が差した。明日から寒くなるという天気予報なので、野暮用を放り出して自宅近くの「寺」集落へ行った。いろいろポイントを探したが、やはり以前描いた場所しかいいところがない。「季節が違うからまあいいか」と昨年8月に描いたばかりの場所に座った。すぐに空は曇ったが、予報どおり、3月並みの暖かさだった。

寺E(交野市)08.09.12  36×51cm
また寺へ行った。この狭い道を登って行くと住吉神社という神社があり、境内の裏手から「かいがけの道」という古道が山へつながっている。今はたまにハイキング客が利用するぐらいだが、その昔、奈良の大仏建立の時、仏師が通ったと伝えられている。道沿いに石仏が並ぶ険しい道である。山越えするとそこはもう大和の国(奈良県)。

寺D(交野市)08.08.19  36×51cm
しばらくスケッチから遠ざかっているので、気晴らしに午後から自転車で寺へ。日影を探してスケッチしていると突然黒雲が広がってきた。雨に降られては大変と絵は未完成のまま急いで家に帰ったが、結局、雨は来なかった。

寺C(交野市)08.01.25  36×51cm
天気予報によると最高気温は6度という。でもよく晴れているので、自転車で「寺」へ。ところが描こうと思って当てにしていた土壁の土蔵がいつの間にか取り壊されている。仕方がないのでとにかく日当たりの良い場所を探して椅子を置いた。描いているうちになかなか面白い構図だと思えてきた。

















寺B(交野市)08.01.25  F6  ●



寺は竜王山の山麓の斜面に広がっている。村中の道もかなり傾斜があり、その道に沿って土蔵を構えた重厚な建物が並んでいる。そんな中に茅葺きの重文民家・山添家があるが、塀が高くてスケッチできないので、その近くの坂道でもう1枚。画像は色が飛んでおり、竜王山にはまるで雪が降ったように見えるが、原画にはしっかり色が着いている。

寺A(交野市)06.09.17 36×51cm
この日悠彩会のスケッチ会が予定されていたが、台風の接近で中止になってしまった。しかし朝起きてみるといかにも天気が良い。午後には雨になりそうなので遠出もできず、自宅近くの「寺」へ黄金色の田んぼを描きに行った。眼下に交野市から枚方市などの町並みが広がっている。遠くには淀川の対岸の北摂の山並みと茨木市あたりの高い建物も見える。昼前にはこの山並みも見えなくなり、やがて雨がやって来た。

寺@(交野市)04・12・24 アルシュ36×51cm
暮れも押し詰まった暖かい日、まだ残っている紅葉を描こうと、寺集落の裏手の田んぼに陣取ってスケッチした。近くに創価学園の野球場があり、練習中の掛け声がずっと聞こえていた。

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