大阪府

今町(柏原市)

柏原市は奈良県から山の間をすり抜けてきた大和川が大阪平野に流れ出たところにある。その歴史は大和川の洪水との闘いの歴史でもあったそうだ。04年は大和川付け替え工事からちょうど300年に当たるという。

柏原(柏原市)93・11・23 F8
JR関西本線・柏原駅近く、今町1丁目に重文指定の「三田家」がある。この家は「柏原船」と呼ばれた船による水運で栄えた。かつてこのあたりでは菜種や綿花の栽培が盛んで、油粕やほしかなど大量の肥料を必要としたが、陸送より運賃の安い船がよく利用されていた。大阪(大坂)と柏原を結んでいた船を柏原船と呼び、明治時代の中ごろまで運航されていたという。

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