大阪府

古堤街道(大東市諸福)

大阪の京橋から寝屋川沿いに東へ進んで河内平野を横断、やがて奈良へ至る古い街道を「古堤街道」と呼ぶ。今は住宅街の中をうねうねと進む幅の狭い道にすぎないが、かつては寝屋川北岸の堤防の上を通っており、明治以降、古堤街道という呼び方が定着したという。野崎参りの客でも賑わったため、この街道は「野崎道」とも呼ばれ、このサイトでも大阪市城東区の部分を「旧野崎道」として取り上げている。

諸福(大東市)11.11.02     F6    
鴻池新田会所へスケッチに行ったついでに、鴻池新田駅の北にある鴻池橋を渡り、古堤街道をしばらく東へ歩いてみた。ところどころに小さな社などがあり、旧街道を思わすが、諸福3丁目で街道沿いに巨大な段蔵が姿を現した。大東医院というお医者さんのお宅で、母屋は茅葺き屋根のようだが残念ながらスケッチできるポイントが見つからない。実はこのお宅は知人のOさんの縁者である。

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