福岡県

吉井(吉井町)

吉井は久留米と日田を結ぶ豊後街道の宿場町で、吉井銀(よしいがね)と呼ばれた金融活動で財を蓄えた。自動車がひっきりなしに通る国道210号線に沿って「居蔵造り」と呼ばれる白漆喰壁の家並みが連なっている。大火が相次いだのを機に火災に強い建築が増えたという。

吉井1(吉井町)97・10・11 F8
裏道に入ると「新川」という川が流れている。筑後川沿いにあるにもかかわらず水の便が良くなかったため、近隣の5人の庄屋が力を合わせ、筑後川から水を引き込む水路として寛文4年(1664年)に完成したそうだ。

吉井2(吉井町)95・06・17 F8

吉井3(吉井町)98年秋 F8
この道路を蒸気機関車に引かれた軽便鉄道が走っている大正時代の写真を見たことがある。

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