福岡県

津屋崎(津屋崎町)

福岡市地下鉄と相互乗り入れしている西鉄宮地岳線の終点が津屋崎。かつては「津屋崎千軒」と呼ばれた。博多と遠賀川河口の芦屋を結ぶ回船の中継地として栄え、また入浜式の塩田があって塩の産地でもあったという。今はリゾート地の雰囲気だが、一歩町の中心部に入ると確かに歴史の香りが残っていた。

津屋崎1(津屋崎町)97・10・05 F8
正面の造り酒屋の左隣りにある染物屋の旧家を拠点に町並み保存運動をしているグループもあった。この町にも博多のものを一回り小さくしたような「祇園山笠」があり、舁き山に出会ったこともある。一時中断されていたが1975年に復活したそうだ。

津屋崎2(津屋崎町)97・10・05 F8
お寺や神社が数多く残る町並みを歩いていて、いかにもこの地方独特の建て方で風格のある町屋を見つけた。

宮地岳民家苑(津屋崎町)96・06・23 F8
この町にある宮地岳神社の裏手に民家苑が整備されていて、九州各地の古い民家が移築されている。佐賀の「くど造り」のほか、椎葉や対馬などの珍しい民家があるが、なぜか九州にはまったく縁のないはずの「合掌造り」まであった。ついそれを描いてしまった。

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