福岡県

宝珠山村

もうすぐそこが大分県日田市という福岡県の隅っこに宝珠山村はある。新聞の特集記事を見て、出かける気になった。筑前岩屋駅の駅前に車を止めさせてもらって、奇岩がそびえ修験者の行場としても知られる岩屋神社へ。どうもいつもの町並み巡りとは調子が違うが、まあそれはそれ。汗をかきながら岩場を巡った。

岩屋神社の境内社(宝珠山村)98・04・29

鳥取県・投入堂を思わせる熊野神社を描くことにする。すぐに周りで蚊の羽音がし始めるが、何ごとにもよく気がつくFさんはちゃんと蚊取り線香を用意している。短時間で仕上げてさらに上へ。岩山の頂上に立つと目の前に見事な棚田が広がる。後で調べたら竹という集落で、1枚1枚の田んぼではすでに田植えの準備が始まっていた。

竹の棚田(宝珠山村)98・04・29

宝珠山村は三方を1000b近い山に囲まれ、南側だけが筑後川に向かって開けている。日田彦山線・筑前岩屋駅のホームには釈迦ケ岳をくぐってくる長いトンネルの中で湧いた清水があふれていた。帰路、鉄道のレンガ積みアーチ橋が印象的だった。

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