山形県

銀山温泉(尾花沢市)

町並み探索を趣味としているグループ「いらかぐみ」の05年オフ会が東北地方で開かれることになり、全員一致で銀山温泉泊が決まった。メンバーは思い思いに東北各地を歩いてきて、銀山温泉で集合というわけだ。私にとっても銀山温泉は一度は描いてみたいと思っていた町並みである。メンバーより早めに温泉街に入り、3階建ての複雑な建物に挑戦した。

銀山温泉(尾花沢市)05.05.21 36×51cm
出かける前に写真を何回も眺めていたが、やはり現物の迫力は違う。狭い道を通る観光客の見世物になりながら、ひたすら描いた。温泉の歴史は古いが、今のような町並みになったのは大正時代から昭和初期のこと。NHKの朝ドラ「おしん」の舞台になったことで一躍有名になった。




一枚のスケッチですっかり疲れ、あとは宿に入って宿泊した旅館「永澤平八」の看板を。銀山の宿は創業者の名前を大書しているのが特徴。永澤平八はそのまま宿の名前にしているが、隣の能登屋は木戸佐左ヱ門の大看板を掲げている。永澤平八は建物の素晴らしさだけでなく、もてなしも温かく、とても満足した。

(左)宿泊した旅館の看板(F3)
(下)温泉街の見世物?


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