和歌山県

ぶらくり丁(和歌山市)

和歌山市一の繁華街を「ぶらくり丁」という。吊り下げるの方言を「ぶらくる」といい、商品を吊り下げた商業町だったところからこの珍しい名前が生れたそうだ。その町の真ん中を「真田堀川」が流れている。堀川に架かる橋から眺めると、両側にスナックだとかクエ料理の店などがずらっとその裏側を見せていて、絵になる町並みである。大阪の道頓堀に似ていなくもないが、こちらの方が生活感がある。

ぶらくり丁(和歌山市)05.06.06 36×51cm
あるグループ展でこの場所を絵にしている方がいて、いつかぜひ訪ねたいと思っていた。梅雨が迫った晴れの日に思い立ってでかけた。椅子を置いた橋は幅が狭い。自動車は通らないものの、自転車が多く、通行する人にずいぶん迷惑をかけた。

地図を見て、貯木場があり、絵になる風景があるかもしれないと思って、和歌山港近くの湊御殿という場所に立ち寄った。大阪・住之江の貯木場はすでに空っぽだが、こちらはなぜかまだたくさんの原木が浮かんでいた。




湊御殿(和歌山市)05.06.06 F3

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