大阪府  
 
 
  川面町(富田林市)  
 
 
  川面町は文字の通り川(石川)に面した集落で、最寄り駅は近鉄河内長野線の喜志駅。富田林では寺内町の富田林町以外ではスケッチしたことがなかったが、河内を描く美術の会のスケッチ会がこの町で開かれ、初めて訪問した。  
 
 
   
  川面町①(富田林市)2018.03.04     36×51㎝  
  近鉄河内長野線・喜志駅から徒歩15分、石川に架かる河南橋の袂に集合すると、周辺には古い民家が散在している。幹事さんから案内のあった路地へ行ってみると、塀からもの凄く豪勢な茅葺き民家が覗いている。しかしこの家を単独で描く場所は見つからないので、とにかく画面の左上にその民家の一部を取り込み、路地風景と組み合わせて画面を構成してみた。全体を画面に収めるのにちょっと苦労した。この日は今年初めて最高気温が20度を超えたといい、日陰に入ると極めて快適。ゆっくり現地着色をした。  
 
 
   
  川面町②(富田林市)2018.03.04     F6  
  集合場所の石川の堤防からは奈良県境にそびえる二上山の姿が美しい。スケッチ会参加メンバーの約半数はそちらをモチーフに選んでいたが、私は迷わず2枚目も町並みを。左官仕事が丁寧な凝った造りの土蔵があったのでこれを描いた。合評会を終えて散会後、喜志駅へ向かう途中の喜志町2丁目にも魅力的な古い町並みが続いていることを知ったが、時間が遅かったのでスケッチはあきらめた。  
 
 
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