大阪府
 
 
  大阪港付近(大阪市港区)  
 
 
  大阪港は日本の主要な国際貿易港(5大港)の一つ。港湾設備の多くは住之江区の大阪南港に移っているが、最初に開けた築港地区には古い煉瓦倉庫が残り、また大型水族館の「海遊館」や「天保山マーケットプレース」などがある「天保山ハーバービレッジ」が整備され、観光地の要素も持っている。  
 
 
   
  「築港赤レンガ倉庫」①(大阪市港区海岸通)19.09.20    F6   
  9月21日に悠彩会スケッチ会が大阪市港区の築港赤レンガ倉庫の周辺で開かれることになっていたが、あいにく当日は雨との天気予報で中止になった。ところがその前日の20日はとても良い天気なので、1人スケッチ会をすることにした。ただ、現地へ行くと嬉しいことに同じ思いのKJさんも来られていた。築港赤レンガ倉庫は1923(大正12)年に住友倉庫が建設したが、1999(平成11)年に倉庫としての役割を終え、大阪市の管理となっていた。一時は解体も検討されたそうだが、2015(平成27)年7月から、輸入車の販売などを行っているジーライオングループにより、クラシックカーを動態展示する「ジーライオンミュージアム」として活用されている。  
 
 
   
  「築港赤レンガ倉庫②」(大阪市港区海岸通2丁目)19.09.20    F6  
  築港赤レンガ倉庫を、その海側にある人工地盤の日陰で描いた後、KJさんが描いておられた倉庫敷地の入り口近くへ戻ってみたが、KJさんはすでに別の場所に移られたようだった。ちょうどそこに木陰があったので、少し遠景だが赤レンガ倉庫の全体像を2枚目に描いてみた。  
 
 
   
  現役のレンガ倉庫(大阪市港区海岸通2丁目)19.09.20    F6  
  クラシックカーの展示場になっている築港赤レンガ倉庫からさらに波止場の方へ向かうと、現役で使われているレンガ倉庫があった。入り口上部の壁には住友を表わす井桁マークが残っており、スケッチ材料としてはこちらの方が好ましい。帰宅後調べてみると、いろんな車両などを扱っている「間口ジェネラルサービス」という会社の施設であった。  
 
 
   
  「海遊館」(大阪市港区海岸通1丁目)19.09.20    F6  
 
大阪港周辺ではひまつぶしさんがたくさん描いておられる。出かける前に氏のホームページをチェックして、海側から大型水族館の「海遊館」を描いた絵が印象に残ったので、同じアングルを求めて港の施設の突端まで行った。その右側の建物が大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム)で、バックには世界最大級とかの大観覧車が見える。鉛筆スケッチを終わった段階で、急に雨。道具を片付けて、記念に”日本一低い山”「天保山」(海抜4.53メートル)に登山し、引き揚げた。





                →→天保山山頂にて。長く大阪に住んでいるが登頂したのは今回が初めて。歴とした三角点だが、高さは後方のビルより低い。


 
 
 
 
大昔に一度、大阪港へ行ったことを思い出し、探してみると、1990年4月との日付の入ったスケッチが出てきた。絵を始めて1年ほど、まだ「民家と町並み」に焦点を絞る前で、方向性を探っていたころ。スケッチとはいえ、写真を撮ってきてそれを絵にしており、丁寧で綺麗な仕上がりである。


                                         1990.04 F0

大阪港での古いスケッチがもう1枚あった。描いた時期は同じでサイズもF0。多分1枚目とそれほど離れていない場所の絵だと思う。
ところで後方のビルの屋上に建つ看板の文字を見ると「港港冷蔵」とある。どうやら「港湾冷蔵」の間違いで、29年も前の不注意ミスに今ごろ気が付いた。ネットで調べると「港湾冷蔵」という会社が実在していた。


                                       1990.04 F0
 
 
 
  大阪市大正区三軒家  
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