大阪府

中之島その1(大阪市北区)

大阪・中之島の大阪市中央公会堂は1918年(大正7年)11月に完成、2008年に開館90周年を迎えた。株式仲買人の岩本栄之助氏が100万円を寄付して建設が始まったが、岩本氏は相場で失敗、完成前の1916年(大正5年)に自殺した。辰野金吾、片岡安両氏の設計で、2002年に国の重要文化財に指定された。休日には多くの人たちがこの建物をスケッチしている。
 
 
   
  大阪市中央公会堂2006(大阪市北区中之島)2020.06.27    F6      
  悠彩会のスケッチ会はコロナウイルス禍で、今年1月に開かれて以降、中止されていたが、外出自粛の解除を受け、この日5ヵ月ぶりに開かれた。ただし開催場所は中之島の中央公会堂付近に変更、「三密」を避けるため、昼食会は中止。その代りにそれぞれが弁当を用意して、中之島のバラ公園の木陰で、皆で距離を取りながら輪になって食べた。コロナウイルス禍に対応した幹事Tさんの素晴しい工夫であった。  

   
  大阪市中央公会堂・ペン画試作@(大阪市北区中之島)19.12.01    F6   
  元建築家で水彩画家の高崎尚昭さんの個展で素敵なペン画作品を見た。氏のホームページには「何を描くか迷った時、自作品の好きなものをペン画や墨彩画で描き直すことにしている」とある。最近体力の衰えが目立ち、それでなくても寒い日や暑い日にはスケッチに出かけるのがおっくうになるので、これは良いアイデアと、さっそくホルベインのショールームでアドバイスを受け「コミックインキ・耐水ブラック」を買ってきた。大阪市中央公会堂の古い絵をモデルに、Gペンで試しに1枚描いてみた。しかしわざわざ慣れないつけペンを使った効果は出ておらず、やはりかなり練習が必要と自覚した。下の絵はボールペン(JETSTREAM0.7ミリ)を使って現地で描いたものだが、こちらの方が線が良く走っているし、手軽。しばらく試行錯誤が続きそうである。  
   
  (大阪市中央公会堂・ボールペン0.7ミリ)   F4    17.04.28  
 
 
   
  大阪市中央公会堂1908(大阪市北区中之島)19.08.01    F6   
  この日は夕刻から悠彩会の暑気払い。開会前に枚方でスケッチし時間調整していたが、途中で雷雨になったため大阪へ移動した。まだ時間があるので、日陰のある中之島で大阪市中央公会堂を描いた。後で聞けば、私が電車に乗った直後に落雷で京阪電車全線が3時間近く不通になったという。危うく車内に閉じ込められるところだった。  
 
 
   
  大阪市中央公会堂1710−1(大阪市北区中之島)2017.10.07    36×51p  
  悠彩会の10月度スケッチ会が大阪・中之島の中央公会堂周辺で開かれた。2014年まで悠彩会展をやっていた中央公会堂を改めてスケッチしようとの企画であった。あいにく朝から雨模様だったが、午後からは晴れそうとの見通しから開催となった。しかし集合時にも雨が降っているので、何人かのメンバーとともに堂島川に設置されたテラスへ行った。テラスの上には高速道路が通り「雨でも描ける」ポイントである。10月になったばかりだが、公会堂周辺の木々は結構色づいていたので、忠実に着色した。  
 
 
   
  大阪市中央公会堂1710−2(大阪市北区中之島)2017.10.07     F6  
  悠彩会の10月度スケッチ会の続き。昼頃になると雨も止んだので、公会堂に近づき、その建物をアップで描くことにした。昼食会は公会堂の地下レストランなので、昼食までに描けるところまで描き、続きは昼食会終了後に。絵は結局不満足。但し昼食のオムライスは満足した。  
 
 
   
   大阪市中央公会堂1608(大阪市北区中之島)16.08.01    F6  
  この日の悠彩会暑気払いは贅沢にも北新地で開かれる。その近くで涼しくスケッチできるところといえばやはり中之島である。府立図書館の東側に回ると西日は完全に遮られ、長い日陰ができている。この角度から中央公会堂を描いたことがないので、迷わず椅子を出した。中央公会堂の建物は何回描いても不満が残るが、この方向からの公会堂もなかなかやっかいで、ずいぶん手こずった。暑くはなかったがすっかり疲れた。  
 
 
   
   大阪市中央公会堂1606(大阪市北区中之島)16.06.02      36×51p  
  この日は浪漫会のスケッチ会が開かれた。当初、西宮のヨットハーバーが会場になっていた。しかし幹事さんが下見した結果、日影がまったくなく年配者が倒れてはいけないとの配慮から、急きょ大阪・中之島に変更になった。特に大阪市中央公会堂に向かい合う堂島川の北岸には川に張り出したテラスがあり、頭の上を高速道路が走っているため、いかにも夏場向きのスケッチポイントである。この日も男女合わせて20人以上が参加、テラスの上でわいわい言いながら楽しくスケッチした。夏向きのポイントなのだが、この日は気温が低く、風もあったので肌寒い思いをした。  
 
 
中之島界隈(大阪市北区)    2014.11.15       36×51p
悠彩会のスケッチ会が大阪・北浜周辺で開かれた。私にとってはまだ大阪証券取引所の名称の方がしっくりくる大阪取引所前に集合、いかにもよく知っている場所だけに、さてどこで描くかにちょっと迷った。見渡すと中之島の紅葉がきれいなので、大阪市中央公会堂との組み合わせを選んだ。フェスティバルタワー、新ダイビルなど新しい高層ビルもついでに画面に取り入れた。スケッチを始めたころは周辺に人影はほとんどなかったが、何だかイベントをやっているらしく、次第に人の数が増えた。

大阪市中央公会堂N(大阪市北区中之島)   2014.09.15     F6
この日は夕方から京都で飲み会の約束があった。早めに京都に移動し、京都で描くことも考えたが、次の日にも京都へ行く用事があったので、電車に乗る前に新味はないが、大阪市中央公会堂を描いた。2003年6月の第10回展から悠彩会展を公会堂で開いてきたが、公会堂側の事情でこの場所での展覧会の開催は2014年の第22回展が最後になる。お世話になったなあとの思いとともに、来場者に人気のある会場だけに何となしに腹立たしい気分もする。

大阪市中央公会堂M(大阪市北区中之島)2013.05.24        F6
大阪市中央公会堂で開かれているグループ展訪問ついでに、公会堂をスケッチした。この日、気分を変える意味で以前使っていたモンバルキャンソン(300g)を買ったので、その描き味を試してみた。良い天気で暑かったが、木陰に入るととても爽やかだった。

大阪市中央公会堂L(大阪市北区中之島)2012.07.09         36×51cm
この日、マサゴ画廊で学生時代の先輩が出展しているグループ展が開幕したので、訪問ついでに近くの大阪市中央公会堂をスケッチした。日差しが強く暑い日なので、一番木陰が深い東洋陶磁美術館前に座った。一番定番のアングルで、私自身も3回目。最初の構想では右側に見える大阪市役所部分をもっと大きく取るなど新規性を目指したが、結局は以前描いたものとほとんど同じような絵になってしまった。

大阪市中央公会堂K(大阪市北区中之島)2012.02.24     36×51cm
この日、大阪・キタの百貨店で知人の個展があり、夜は昔の仲間との飲み会があった。これらを訪問するのを兼ね、欲張ってスケッチもすることにした。いつもの中央公会堂だが、ちょっとだけ趣向を変えて、アルシュの粗目の紙を使ってみた。鉛筆は6Bで、一部8B。

大阪市中央公会堂J(大阪市北区中之島)
2011.02.21
     F6      
               ●





中央公会堂はたびたび描いているので、これまでに描いたことのない角度から描いてみようと思い、中之島図書館との間の道に座った。この日はとても暖かい日だったが、この道は日影になっており、次第に寒くなってきた。短時間で仕上げることを心がけたが、それがかえってよかったような気もする。

晩秋の大阪市中央公会堂(大阪市北区中之島)10.12.08      F6
大阪市中央公会堂の周辺が京阪電車中之島線の工事に合わせて整備され、これまでと違った視点からスケッチできるようになった。新しく遊歩道ができた公会堂の南側は日当たりのよいスケッチポイントとなり、並木の葉っぱもほぼ散って建物も透けて見えたので、ちょっとだけ新鮮な気分で描いた。

大阪市中央公会堂I(大阪市北区中之島)10.08.31     F6
名古屋からnunoさんとnoririさんが、大阪で開催中の展覧会にわざわざ来場され、それを機に中之島でスケッチする計画だと聞き、ご一緒することにした。京阪電車の「なにわ橋駅」の西出口を出ると正面に中央公会堂が見える。日影になっているため、出口にそのまま座り込んで描いた。背後の階段から涼しい風が上ってくる。。抜群のスケッチポイントだった。

大阪市中央公会堂H(大阪市北区中之島)10.07.16       36×51cm
福岡を中心にご活躍の水彩画家・Nさんの大阪講座受講者による展覧会が中央公会堂展示室で開かれ、ご本人も出展され、会場にも来られるというので、出かけてみた。技法などには無頓着な私だが、本格的な水彩画はやはり大いに刺激になった。Nさんが会場に来られるのは夕方と聞いていたので、それまでの時間つぶしにスケッチ道具も持っていった。この日は梅雨明けを思わせるかんかん照りだったが、木陰は涼風が気持ちよく、梅雨の間のイライラが吹っ飛ぶ思いだった。

大阪市中央公会堂G(大阪市北区中之島)09.09.01     36×51cm
大阪へ出たついでに川を隔てた北側から中央公会堂を描いた。この場所は頭の上を高速道路が走り、一日中日影が確保できる。川風も涼しく、ゆったりとスケッチした。残暑は厳しいが、カレンダーは9月、秋である。街路樹がかすかに色づいていた。

大阪市中央公会堂F(大阪市北区中之島)08.10.15     36×51cm 
中央公会堂で開かれている展覧会を訪問したついでに、夕刻からスケッチした。暑くなく、といって寒くもなく、1年でこんなに気分のよい季節はない。6時から飲み会があるので、それまでゆっくりと思っていたが、日暮れは早く、5時を過ぎると手元が見えにくくなった。というわけで完成したような、未完成なような中途半端なところで打ち止めとした。

大阪市中央公会堂E(大阪市北区中之島)08.08.24      36×51cm ●
この日は中央公会堂そのものに用事があったため、ついでに木陰でスケッチした。公会堂のスケッチは3回目なので、今回は気分を変えて南側壁面を描いた。右端が正面玄関で、大ホールでは歌謡ショーがあるとかで、人がたくさん並んでいる。それを描き込みたかったが、紙が足りなくなった。何回描いても難しい。

大阪市中央公会堂D(大阪市北区中之島)08.07.23      36×51cm
「大暑」の日、どこか涼しい場所がないかと考え、中央公会堂前の深い木陰を思い浮かべた。そよ風も吹き、とても涼しい。家で電気代を気にしながらクーラーをつけているより、よほど気持ちがよい。いつもはスケッチする人が絶えない人気スポットだが、さすがの暑さにこの日は私一人。

大阪市中央公会堂C(大阪市北区中之島)07.10.14      36×51cm
07年10月15日から21日まで開かれた第15回悠彩会展に先立ち、14日にスケッチに行った。これで会期中、描きたいという虫を抑えることができるというものである。初めて大きな紙でこの建物に挑んだが、あらためてバランスがとりにくい建物であることを実感した。

大阪市中央公会堂B(大阪市北区中之島)
(06.11.16)         F6









06年11月13日から19日まで開かれた「第14回悠彩会展」の期間中に門番を兼ねてスケッチした。

大阪市中央公会堂A(大阪市北区中之島)
(06.11.14)          F6









これも第14回悠彩会展の会期中の描いたもの。中央公会堂はスケッチのメッカで、多くの方々がスケッチを楽しんでおられるが、内部のスケッチは珍しいはず。入り口には「見学禁止」の張り紙もあり、ひょっとしたら内部でのスケッチは禁止かもしれない。



大阪市中央公会堂@(大阪市北区中之島)

(05.11.19)       F3          ●




第13回悠彩会展の期間中にスケッチした。公会堂周辺ではちょうどNHKニュース番組の集録中で、この絵も夕方のニュースで取り上げられた。



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