大阪府
	空堀商店街（大阪市中央区）
	空堀商店街は大阪市内中心部を東西に結ぶ商店街で、松屋町筋から上町筋まで長さは８００メートルもあるそうだ。このあたりも戦災を免れた地域で、古い長屋などを生かした町おこし活動も盛んに行われている。アーケードがかかったところにも、表は改装されているものの、よく見ると伝統的な建物もたくさんあった。
	空堀商店街あたり�A（大阪市中央区瓦屋町１丁目）２０１２．０７．２２　　　　　　　　　Ｆ６
	下の絵と同様、今回も寺町のスケッチのあと、北へ歩いて空堀商店街あたりへ行った。東西に延びる商店街の周辺には、古い民家を改装した若者向けの商店や飲食店などが出来ており、けっこうお客を集めているらしい。商店街の南側、瓦屋町１丁目の狭い路地へ入ってみた。そうした店もあるが、いかにも生活空間なので、スケッチするのは他人様の生活を覗き込むようで多少気が引ける。たまたま日影になっている場所が空き家だったので、玄関先に椅子を置かせてもらった。
	空堀商店街あたり�@（大阪市中央区）２０１１．０６．２３　　 　　Ｆ６
	「寺町」のスケッチ後、そのまま北へ歩き、空堀商店街が見えるところまできた。正面に黒いトンネルのように見える東西の通りが商店街。道の左側は瓦屋町１丁目、右側は谷町７丁目である。最近このあたりでは、古い家屋を活用した町おこしが盛んで、この通りにもカフェやレストランが多い。スケッチしていると小学生の下校時間となり、例によってぐるりと取り囲まれた。
	空堀商店街（大阪市中央区）０６．１０．１５　３６×５１ｃｍ
	スケッチした場所は松屋町筋から１０メートルほど入った場所。ここから東へ長い商店街が始まる。町名でいうと右（南）側が瓦屋町１丁目、左（北）側が松屋町である。大阪型うだつを揚げた家など古い町家が何軒か並んでいる。通りかかるいろんな人たちと話をしながらの楽しいスケッチだった。
	０８年１２月、同じ場所でもう一度スケッチしようかなと思って訪ねたところ、戦災を免れた古い町家はすっかり姿を消していた。マンションが建つようだ。
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