奈良県

椿井町(奈良市)

奈良市の中心部は細かな町名が複雑に入り組んでいて、外部からの訪問者にはとても分かりづらい。しかも京都市内のように東西南北の通りを座標軸のように呼ぶ習わしもないらしい。JR奈良駅の真東、近鉄奈良駅の真南にある椿井(つばい)町には奈良特産の墨の老舗「古梅園」がどっしりとした店舗を構えている。

古梅園A(奈良市椿井町)2011.05.15     36×51cm
悠彩会スケッチ会が奈良市で開かれ、椿井小学校の前にある墨の老舗・古梅園の建物を描いた。奈良製墨組合に所属する製墨業だけで11社あり、墨づくりは奈良を代表する伝統産業である。古梅園は1577年の創業というから社歴は400年余、店の裏側に土蔵がずらりと並んでいる。この建物を描くのは2度目なので、今回はその土蔵が並ぶ様子に焦点を当ててみた。

古梅園@(奈良市椿井町)03・05・10    36×51cm
椿井小学校の向かいにある「古梅園」を描いた。日曜日で店は休み。あるいは営業は別の店舗でやっているのか。いずれにしろ雨戸が閉まり、入り口の戸も閉まっていたが、ちょうどお得意さんらしい人がやってきて、一瞬だけ戸が開いた。暖簾の向こうの土間に敷かれた線路がとても印象に残った。

椿井町(奈良市)03・05・10 F8
同じ場所で後ろを振り向くと、土蔵を改造した洋服屋があった。花を一杯に飾ってあるのに興味を引かれて描いた。洋服屋なのに看板はなぜか「メナード化粧品」。(06年現在、改装されてこの雰囲気はなくなっています)

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