京都府  
 
 
   内里(八幡市)  
 
 
  第2京阪道路の開通で最近は通らなくなったが、かつて国道1号線の抜け道として走ったことのある大阪・京都府道736号(交野久御山線)沿いに古い家並みが連なっている集落があったことを思い出した。地図で探すと「内里」(うちざと)という歴史のありそうな集落である。内里というのはかなり広い地域を指す地名で、内里内、内里宮ノ前、内里東ノ口、内里巽ノ口、内里別所などの地区がひとかたまりの集落を形成している。  
 
 
   
   内里の茅葺き民家(八幡市内里内)16.08.26    F6  
  府道の交野久御山線に「内里」というバス停があり、その周辺に豊かそうな家々が集まっている。府道に面していかにも品格のある茅葺き民家があり、とりあえず1枚目に描いた。日陰の関係で午前中だけ”スケッチ可”のポイントだった。  
 
 
   
   内里内(八幡市)16.08.26    F6        
  昼近くになり、南北に通る府道沿いには日陰がなくなった。茅葺きのお宅の裏手の横道へ入ると快適そうな日影があったので、2枚目を描いた。集落内を歩くとお寺が5つもあった。この集落の豊かさの証拠であろう。周辺は木津川流域の広々とした田んぼで、洪水を避けるため段倉を備えたお宅も多かった。  
 
 
   
   内里東ノ口(八幡市)16.08.26    F6   
  内里は広々とした田んぼの真ん中にあるため、集落内にも用水路が縦横に通っている。こうした水路を取り込んだ絵がこの集落らしいと思い、午後になって府道脇にできた日陰から描いた。少し色を濃く塗りすぎて、暑苦しい絵となってしまった。  
 
 
   
   内里宮ノ前(八幡市)16.08.26    F6   
 
内里に「内神社」というお宮があり、この日はその前の道路に車を止めさせてもらった。車の所へ戻ってくると、木陰で涼しそうなので、神社の入り口の橋の上からもう1枚「内里宮ノ前」の風景を描いた。ひまつぶしさんやIさんがデッサンで盛んに8B鉛筆を使っておられるので、真似をしてみた(→)。道路には迷惑駐車の車があったが、透視画法で対応した。











 
 
 
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