京都府

上津屋(八幡市)

八幡市の人気スポットに木津川に架かる「流れ橋」がある。正式には上津屋(こうづや)橋と呼び、八幡市と久御山町を結んでいる。長さが356・5メートルもある木橋で、時代劇映画のロケもよく使われる。この橋のすぐ近くに重文指定の「伊佐家住宅」がある。

上津屋A(八幡市)06.06.19 36×51cm
下の絵を描いたのはもう15年も前になる。流れ橋の近くには「流れ橋交流プラザ」という立派な施設までできていた。梅雨の晴れ間だが、とにかく暑いので何よりも日陰を優先と思いながら伊佐家の前に行くと、向かい側の駐車場に柿の木が茂っていて深い木陰ができている。スケッチしていると近所の奥さんが「おみやげに」と庭からビワの枝を折ってきてくれた。帰宅してからそれもスケッチした。
おみやげ

庭に生えているビワは小粒なのであまりおいしくないと思っていたが、食べてみると味は店で売っているものとあまり違わない。「最近は子供も食べなくなった」そうだ。

上津屋@(八幡市)91・08・04 F6
伊佐家は何代も庄屋を務めたお宅で南山城地方の代表的な庄屋屋敷である。べんがら色の壁とどっしりとした茅葺屋根が印象的である。軒端の厚さが1メートルもあり圧倒されるが、この絵では十分に表現できていない。

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