京都府

大覚寺あたり(京都市右京区)

「嵯峨野」という文字からはいかにものどかな風景を想像する。しかし、嵐山から仏野念仏寺にかけてはすっかり観光化し、「のどか」などとはすっかり縁遠くなっている。しかし、少し道をそれて大覚寺あたりへ行くと「京に田舎あり」の言葉どおりの風景が広がっている。

大覚寺あたり2(京都市右京区)06.04.22 36×51cm
またまた悠彩会のスケッチ会が京都・嵐山で開かれた。渡月橋付近は相変わらずの人出である。春の嵐山をテーマに1枚描いたあと、もう1枚ということで、以前スケッチしたことのある大覚寺近くへ場所を移した。嵐山からほんの少しの距離なのに、ウソのように静か。しかも菜の花が咲き誇っている。地図で調べたら、電柱から右側が嵯峨観空寺明水町、左側が嵯峨観空寺久保殿町という長い町名で、絵のタイトルには使えない。

大覚寺あたり1(京都市右京区)02・04・06 F8
悠彩会のスケッチ会が大覚寺で開かれ、この風景を見つけた。田んぼには菜の花とレンゲの花、山にはツツジが咲いている。ピンクの色はそれらの花のつもり。家並みも変化があって、気に入った。同じ場所で大勢が並んで描いたが、こんなときはみんなでわいわい言いながら描くのも楽しい。

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