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      京都府 | 
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      千歳(亀岡市千歳町) | 
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      亀岡盆地の東側の山裾に沿って歴史のありそうな集落が並んでいる。1955年(昭和30年)に合併で亀岡市の一部となった旧千歳村の村々で、今でも日本の原風景といった懐かしい風景が広がっている。 | 
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      黄金色の亀岡盆地@(亀岡市千歳町千歳)19.09.14    36×51p  | 
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      厳しい残暑が続くがこの日はほんの少しだけ最高気温が低いという予報だった。思い立ってスケッチに出かけることにし、同じことなら黄色く色づいた田んぼの風景を描きたいと思った。田植え・稲刈り時期が比較的早い京都府亀岡市周辺なら黄金色間違いないと踏んで車を走らせた。読みは当たり、田んぼは見事に色づいており、3連休とあってあちらこちらで稲刈りも行われている。むしろラストチャンスであった。亀岡盆地の田んぼが広がる風景を俯瞰できるこのポイントは、今年1月に亡くなられた与堂さんに教えてもらった。言わば彼の遺産である。同じ季節にこれまで2回描いているが、2枚とも嫁入りした。 | 
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      黄金色の亀岡盆地A(亀岡市千歳町千歳)19.09.14    F6    ● | 
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      この日は日射しは強かったが、けっこう風があり、その風は秋の気配がした。1枚描いたら昼近くになったので、駐車場に止めてある車のリアゲートを上げて日陰を作り、そこで昼食にした。日陰に入るだけで風が涼しくていかにも心地よい。目の前の風景は相変わらず素晴しいので、そのまま2枚目を描く気になった。トラクターがゆっくり動いている田んぼも見える。 | 
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      千歳の秋C(亀岡市千歳町千歳)2013.09.29      36×51cm     ●Dさん蔵 | 
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      稲刈りが始まり、早くしないと田んぼが裸になってしまうと思いながら、個展と悠彩会展が終わったあと、なかなかスケッチに出かけるチャンスがなかった。この日、思い切って京都・亀岡に「秋」を描きに行った。2010年に描いた絵が、個展を機に他人様に嫁入りしたので、改めて同じ場所で描くことにした。ちょっと違ったアングルで描こうかなとも思ったが、かなり暑かったので、前回同様、車のリアゲートを上げて描いたため、前作とまったく同じ構図になった。 | 
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      千歳の秋D(京都府亀岡市千歳町)2013.09.29      36×51cm | 
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      高台にある耕雲寺へ向かうとき、山の斜面に家々が建ち並ぶ集落の様子も魅力的だと思った。このため2枚目は寺から下り、田んぼの真ん中から逆に集落を見上げて描いた。この家並みは上から描いたのと同じ集落である。千歳町は字名が複雑に入り組んでいる。耕雲寺のある場所は「千歳町千歳御所垣内」だが、この絵に描いた集落の右半分は「千歳町千歳姫ノ木」、左半分は「千歳町千歳稲上」、一段高い所にある家々は「千歳町千歳白髭」というらしい。耕雲寺そのものは白髭の右手にあり、下からもよく見えていたが、画面からはみ出してしまった。あぜ道には日差しを遮るものは何もなく、暑かった。 | 
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      千歳の春(亀岡市千歳町千歳)2013.05.12        36×51cm | 
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      田植えの季節が近づいてきた。田植え時期が早い京都・亀岡方面なら田んぼに水が入っているだろうと思い、以前秋景色を描いたことがある千歳の高台のお寺へ上った。この場所は西向きなので、逆光の方が映えるとみて午後遅めに行った。目の前に期待通りの景色が広がり満足したが、この日は最高気温32度とかで、正面から西日を受けてとても暑い思いをした。 | 
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      千歳の秋@(亀岡市千歳町千歳)10.09.26     36×51cm    ●Sさん蔵 | 
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      千歳の高台に耕雲寺というお寺があり、その駐車場からの眺めが素晴らしいことを与堂さんに教えてもらった。まだ田んぼに稲が残っているのを期待しながら出かけたが、目の前に広がる亀岡盆地は、稲刈りの終わった田んぼとまだの田んぼが入りまじったパッチワーク状態で、息をのむ美しさだった。 | 
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            日向だとまだ少し暑いので、車のリアゲートを跳ね上げ、さらにブルーシートを使って日影を作った。荷台に腰かけてスケッチ、広々とした景色を眺めながらそのまま昼食も。これほど恵まれたスケッチ環境はめったにない。 | 
           
        
       
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      千歳の秋A(亀岡市千歳町)10.09.26    F6 | 
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      高台の駐車場から亀岡盆地の俯瞰を描いた後、雲が出て日影を気にせずに描けるようになったため、坂を下りて棚田を描いた。近くで稲刈りをしていた人が「どこを描いているのですか」と大きな声で聞いてきた。「ちょっとその辺を・・・」といい加減な答え。 | 
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      千歳の秋B(亀岡市千歳町)10.09.26    36×51cm | 
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      秋の棚田をもう1枚描くため、ポイントを探しながら周辺をうろついた。ちょうど稲刈りを終わったばかりの田んぼから見た家並みが面白そうだったので、先ほど声をかけてくれた人に許しを得て、その田んぼに入れてもらった。かなりまじめにスケッチしたのだが、出来上がってみたら絵全体が傾いている。失敗、失敗。 | 
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      亀岡市千歳町国分へ | 
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