京都府

祇園新橋(京都市東山区)

大和大路(縄手通)から白川にかかる新橋に至る新橋通(元吉町)や白川沿いの白川南通周辺は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。この一帯は「祇園新橋」とも呼ばれ、そぞろ歩く観光客の姿が目立つ。

   
  祇園新橋(京都市東山区)2017.09.03    F6     
  鴨川畔でスケッチ後、日陰を求めて祇園新橋へ行った。この町並みは重要伝統的建造物群保存地区になっているが、花見小路に比べれば外国からの観光客の姿も少なく、落ち着いてスケッチできた。ただ、ちょっと先の辰巳橋あたりは相変わらずの混雑である。  
 
 
早春の祇園新橋(京都市東山区)2012.03.21     F6
この日は三条大橋の近辺でスケッチ後、祇園新橋へ移動した。白川沿いのこの辺りは京都でも有数のサクラの名所なのだが、つぼみはまだまだ固かった。しかし、花も葉っぱもないこの季節でないとこの向きには背景の家並みが描けない。

辰巳大明神(京都市東山区) 08.12.06   F6
悠彩会スケッチ会が忘年会も兼ねて京都で開かれた。午後1時半から宴会開始だが、南座の「まねき」を描いたあと、少し時間があったので、祇園新橋の辰巳大明神に行った。神社をまともに描くのは初めての経験ともいえるが、本命はバックに見えるお茶屋の家並みということにした。先日の雨でサクラの紅葉もほとんど散っていた。残っている葉っぱを描いたが、少しサイズが大きすぎたようだ。

祇園新橋・08夏(京都市東山区元吉町)08.08.01   36×51cm
新橋通の町並みは、軒がそろい過ぎていて変化に乏しいため、これまでスケッチを敬遠してきた。この日、知人の個展のため京都へ出かけ、この町へ行くとちょうど日影ができる時間帯だったため、スケッチブックを広げる気になった。しばらくすると背後から「Kさん」との掛け声。下の絵を描いているときコーヒーをご馳走になったA君である。このあたりはいかにも彼の縄張りである。

巽橋あたりA(京都市東山区)08.02.25 36×51cm    
木の葉が茂る前の今がチャンスと、巽橋あたりを描くことにしたが、木の枝を透かして見る家並みもけっこう難しい。与堂さんの「師走の巽橋」が意識の中にあり、描き方もちょっと意識してみた。この近くに店を経営している友人がいるので、トイレを借りに行ったら、あとで現場までわざわざコーヒーを出前してくれた。暖かいプレゼントだった。

巽橋あたり@(京都市東山区)06.03.09 36×51cm   ●A氏
白川にかかる巽橋という小さな橋は観光客に人気の撮影ポイント。修学旅行のコースにもなっているらしく、高校生グループが貸し切りタクシーでよくやってくる。この橋から四条通までの短い通りを「切り通し」という。この日は柳が芽を吹き始めていた。もう少し葉が茂ると右側の家並みが見えなくなってしまう。

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