岩手県

雫石(雫石町)

雫石町は岩手県中部、盛岡市の西側にあり、さらに西側は秋田県に接している。秋田新幹線の雫石駅があり、温泉やスキー場のほか小岩井農場への観光客が多い。北側には岩手県のシンボル的な存在の岩手山が優美な姿を見せている。2010年2月に雫石スキー場へ行ったほか、2017年5月の東北旅行でも最終宿泊地となった。

   
  岩手山@(雫石町)17.05.19       F4     東北旅行シリーズG  
  東北旅行の締めくくりで5月18日は岩手県雫石町の鶯宿温泉・ホテル森の風に泊まった。鶯宿温泉は歴史もあり、写真で見ると絵になりそうな温泉街だが、泊まったホテルはそこから離れた山の中の1軒宿。19日の最終日は自宅へ帰るだけなので朝10時ホテル発という。スケッチ時間はたっぷりあった。ただし、唯一描きたいと思う題材の岩手山が部屋から見えない。フロントで聞くと「昨晩食事していただいた3階宴会場のロビーからよく見えます」とのこと。確かに雫石スキー場(左手の山)から岩手山(右手の山)にかけて一望できた。  
 
 
     
  岩手山A(雫石町)17.05.19       F3  
  もう1カ所「ホテルの入り口の門辺りからも岩手山が正面に見えます」とのことだったので、2枚目を描いた。帰路、盛岡駅で新幹線に乗るまで多少時間があったが、スケッチするほどの時間もなく、これが今回の旅行の最終の絵となった。  
 
 
雫石盆地A(雫石町)10.02.03    F3
10年2月1日から3泊4日で岩手県の雫石スキー場へ行った。もちろん目的はスキーだが、ついでにホテルから見える周辺の風景をスケッチした。雪景色スケッチもホテル内からだと極めて快適。ホテルの窓から見える雫石盆地は、防風林に縁取りされた家々が点在、なかなか魅力的な風景である。遠くの山裾に見えるのが多分、盛岡市の市街地だと思う。

岩手山(雫石町)10.02.03    F3
宿泊した雫石プリンスホテルの表玄関から正面に岩手山(いわてさん)が見える。岩手山は岩手県の最高峰(海抜2038メートル)で、東側の盛岡市からだと両翼がなだらかな富士山のように見え「表岩手」と呼ばれるが、南側の雫石からだと峰が連なるゴツゴツとしたイメージで「裏岩手」と呼ばれるそうだ。夕方の日差しを受け、峰が白く輝いてきれいなのでスケッチすることにしたが、何しろ寒い。ホテル内のスキーロッカールームに入り、窓ガラス越しに描いた。

雫石盆地@(雫石町)10.02.02    F3
この日は「天気がよくない」との理由で、早めにホテルへ帰ってスケッチした。ちょっと前まで、スキーに出かけた時は時間が惜しくて、リフトの始発から営業終了までほとんど休みなしに滑ったものだが、最近は「雪がよくない」「混んできた」など、何だかんだと理由をつけて、早めに引き揚げることが多くなった。やっぱり歳かなあと思う。上に掲載している絵と同じ場所から描いたものだが、この日は天気が悪くて、遠くの山がほとんど見えなかった。スケッチした風景のどこかに有名な「小岩井農場」があるはずなのだが、どこだかよく分からない。ホテルの1階には源泉かけ流しとかの露天風呂があり、まだ明るいうちにそれを楽しんだ。

雫石スキー場(雫石町)
10.02.02    F3



ホテルの部屋は9階だった。窓からゲレンデが見える。ただし、このゲレンデはナイター専用で、昼間はだれも滑っていない。

山形県山形市蔵王温泉へ
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