兵庫県

塩屋、ジェームス山(神戸市垂水区)

神戸市の西部、六甲山系の西端が海に落ち込んでいる辺りに塩屋の町がある。狭い場所を国道2号線、JR山陽本線、山陽電鉄が通り抜け、山の手への斜面に住宅街が広がっている。周辺にはイギリスの貿易商が昭和9年に建設した旧ジェームス邸や外国人向けの住宅街・ジェームス山などがある。また海岸部には小さな塩屋漁港がある。

洋館の見える坂道(神戸市垂水区塩屋)2013.04.28        51×36p 
13年4月度の悠彩会スケッチ会が神戸・塩屋で開かれた。この絵はこの日最後に描いたもの。朝から何枚か描いたが、何だか気分が乗らないまま恒例の昼食会へ突入してしまった。ビールに加えてワインまで飲んで大いに盛り上がったが、せっかく遠くまで来たのに、このまま帰るのはもったいないと、陽が傾きかけてから一人で塩屋駅に近いこの坂道へ。この洋館は○○文化財といった建物ではないようだが、坂道との組み合わせがいかにも魅力的である。しかし、ここで生活するのは大変だろうなと思った。スケッチ後、坂の上まで上ってみたが、すっかり息が切れた。

鉢伏山遠望(神戸市垂水区塩屋)2013.04.28        F6
悠彩会スケッチ会では、JR塩屋駅集合後、とりあえず皆で塩屋港へ向かった。天気が良いため海の色がとてもきれい。防波堤へ上ってみると、東の方に須磨浦公園あたりの海岸線が見え、六甲山系の西端の鉢伏山が海に落ち込んでいる。山腹の住宅街が面白そうだったので、足場の悪い防波堤の上で何人かが並んでスケッチした。ただし、きれい過ぎる海と山を表現するのがいかに難しいかを実感するだけの結果に終わった。

旧ジェームス邸@(神戸市垂水区塩屋)2013.04.28        F6
塩屋には何軒か有名な洋館があるが、なかでもイギリスの貿易商が昭和9年に建てたという旧ジェームス邸が絵になるというので、行ってみた。この建物はその後、ある電機メーカー創業者の自宅となり、また同社の迎賓館としても使われていたが、2012年暮れに結婚式場・レストランとして再スタートした。結婚式場となった邸内の多くの部屋に知人のYY画伯の絵が飾ってあるという。

旧ジェームス邸A(神戸市垂水区塩屋)2013.04.28        F6
結婚式場になったため、道の向かい側に広い駐車場ができていた。この日の昼食会は午後2時スタートで、まだ時間があったので、駐車場からもう1枚描いた。

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