兵庫県  
 
 
  上立杭(篠山市今田町)  
 
 
  今田町上立杭は丹波焼の産地として知られる。立杭焼とも呼ばれる丹波焼は瀬戸、常滑、越前、信楽、備前と並び日本六古窯の一つで、上立杭地区を中心に約60軒の窯元がある。かつて独立していた今田町は1999年4月、篠山市の発足とともにその市域となった。  
 
 
   
  上立杭・登り窯のある風景(篠山市今田町)2018.12.19     36×51㎝  
 
2018年のスケッチの締めくくりに、丹波焼の里・上立杭へ出かけた。もう少し早く行きたかったが、急に寒くなり天候も不順だったので、ついつい後回しとなり、紅葉の季節も終わってしまった。以前一度訪問したことがあるが記憶が定かではない。とりあえず、「陶の郷」(すえのさと)という陶器の展示施設へ行くと、その駐車場から窯元が密集している上立杭地区が一望できた。正面にこの地区で一番古いという巨大な登り窯が見え、その隣には地区のシンボルである大アベマキ(兵庫県指定天然記念物)がそびえている。後ほど地区内を歩いてみると、画面に描き込んだ家のほとんどが「窯元」であることが分かった。



この日は「暖かい」との予報だったが、現に地着くと寒い。しかも車を降りた途端に、帽子を忘れてきたことに気づいた。仕方なく、ダウンジャケットのフードを出して・・・・。→→
 
 
 
   
  上立杭・窯の壺坂(篠山市今田町)2018.12.19     F6   
  「陶の郷」の駐車場から上立杭の家並みを描いているとき、「陶器を手がける前は絵をやっていた」という陶房のご主人がやってこられ、南北に広がる上立杭の集落のうち「大アベマキから右側(北側)に4本の坂道があり、いずれも絵になりますよ」と教えてくれた。4本の坂道にはそれぞれ名前がついており、そのうちの「窯の壺坂」で2枚目を描いた。絵に描いた家々は普通の民家のように見えるが、すべて窯元で、ギャラリーも併設されていた。  
 
 
   
  上立杭・アベマキ坂(篠山市今田町)2018.12.19     F6    
  引き続き、4本の坂のうち大アベマキの所から上る「アバマキ坂」で描いた。屋根の重なりがとても魅力的である。狭い道なのに車がよく通り、そのたびに道を譲った。他の坂も道幅が狭く、地元の人の車の運転技術を見ると”芸術的”とさえいえる。  
 
 
   
  上立杭の民家(篠山市今田町)2018.12.19     23×41㎝  
  上立杭の家並みに横串を指すように旧道が走っている。最初に遠くから家並み全体を描いたとき、アクセントになっていた赤い元茅葺き屋根の家が旧道に面しており、その付近が気になったので最後の1枚に選んだ。  
 
 
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