兵庫県

メリケンパークあたり(神戸市中央区)

神戸港は幕末の慶応3年(1868年)1月1日に開港したが、間もなく初期の波止場がつくられ、メリケン波止場と呼ばれた。1987年に神戸ポートタワーが建つ中突堤との間が埋め立てられメリケンパークとなり、神戸海洋博物館やホテルオークラなどが建設されて、神戸を代表する観光スポットの一つになっている。

雨のメリケンパークから@(神戸市中央区)10.07.09       F6
神戸・三宮にオープンした串カツ屋さんの開店祝いに、ひまつぶしさんとご一緒することにし、ついでにスケッチすることにした。しかし、あいにくの雨である。神戸に土地勘がないが「雨が当らない場所はあります」という氏の言葉に従い、後ろからついて行った。メリケンパークの中にあるレストランの建物の玄関は雨も当たらず、東側に広がる船だまりも面白い。雨さえ避けられれば、暑くない分、快適なスケッチ環境と言えなくもない。

雨のメリケンパークからA(神戸市中央区)10.07.09       F6
雨足はだんだん強くなる。しかし、ひまつぶしさんは「大丈夫、大丈夫」という。メリケンパークの先端にオリエンタルホテルがあり、そこへ向かう長い陸橋があった。その下へ入ると確かに雨は避けられる。向かい側(西側)には「モザイク」という商業施設があり、その前には観光船が泊まっていて、神戸らしい風景である。沖側に川崎造船の工場があり、クレーンが雨に煙っている。そちらの方に焦点を当て、2枚目を描くことにした。雨の中でもクレーンが黙々と動き、作業が続けられていることに妙に感心した。

ハーバーランドからメリケンパーク(神戸市中央区)10.07.09       F6
ハーバーランドの「モザイク」へ移動し、そのデッキの下からメリケンパークを描いた。メリケンパークは「いかにも神戸」という景観の一つであろう。スケッチしている間に雨もやみ、中突堤には散策する人影も見えるようになった。これで雨の神戸スケッチの貴重な体験は終わりにし、三宮の串カツ屋さんに移動した。

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