兵庫県

兵庫港(神戸市兵庫区)

古くは兵庫津と呼ばれた兵庫港は、和田岬の東北側に広がる。現在は神戸港の一部となり、正式には兵庫港との呼び方はないようだが、兵庫港との表記を残した地図もある。岸壁から眺めると、南側に神戸市中央卸売市場、その海側に倉庫などが並ぶ兵庫埠頭があり、沖にはポートアイランドのビル群が。北側には巨大なクレーンが建つ修繕船ドックが並んでいる。

修繕船ドックA(神戸市兵庫区西出町)2013.03.30        36×51cm
兵庫港の岸壁には、役目をよく知らないいろんな形の船が停泊している。どこで描こうか少し迷ったが、3年前にも描いた修繕船ドック風景を選んだ。川崎重工のドックかなと思っていたが、どうもその手前にある造船所らしい。大きなクレーンのある設備とテントのようなものがある設備は一つのように見えるが、グーグルの航空写真で確かめるとそれぞれ別のドックのようである。

クレーン船(神戸市兵庫区)2013.03.30        F6 
昼食に神戸市中央卸売市場の建物の2階にある食堂で「海鮮丼」を食べた。いつも行列ができるそうだが、少し遅い時刻に行ったら待ち時間ゼロだった。豪華で安く、おまけにビール代まで安い。食後にまた兵庫港岸壁に戻り、午前中に目をつけていたクレーン船を描いた。絵が寂しいので、手前の船も描き込んだ。クレーン船の向こう側に見える建物が中央卸売市場。

兵庫埠頭とポーアイ(神戸市兵庫区)2013.03.30        F6
兵庫港の岸壁でもう1枚。右手の建物は中央卸売市場だが、船の左側は倉庫群が並ぶ兵庫埠頭である。さらに沖合にはポートアイランドのビル群が見える。

修繕船ドック@(神戸市兵庫区)10.03.27       36×51cm
新川運河の船だまりを描いたあと、造船所が見える兵庫港の岸壁へ移動した。海を隔てた場所にあるのは巨大なクレーンが建ち並ぶ修繕船ドック。初めて目にする風景をスケッチしていて、まだ本物を見たことがないが、ふと航空母艦を描いているような気分になった。

「鹿瀬造船」(神戸市兵庫区)10.03.27       F6
上のスケッチ後、岸壁を北へ移動するとクレーンの様子がより立体的になって面白いので、寒さをこらえ、もう1枚描いた。ドックの壁に「SHIKASE ZOSEN」と書いてあったので、帰宅後ネットで検索すると、修繕船を専門にする鹿瀬造船らしい。もっとも巨大なクレーン群は、その向こう側にある別のドックのものである。絵の右端に見えるクレーンは地図によると第1突堤とあった。

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