福岡県

榎津・小保(大川市)

大川市の榎津(えのきづ)と小保(こぼ)という隣接した二つの町に古い町並みがある。町並みは榎津通りと小保通りという2本の道路に面しており、その2本の道路が交わったところに「藩境石」が建っていた。榎津は久留米藩、小保は柳川藩に属していた。

榎津(大川市)97・06・29 F8
榎津通に御成門を構えた重要文化財の旧「吉原家住宅」が公開されていた。解体修理の直後で全体がピカピカ。どうも描く気がしなくて隣の「光楽寺」を描いた。涼しかったが、蚊の大群に悩まされた。退屈しのぎに吉原家を見学したFさんは、豪勢な材の梁や欄間の細工などに驚いていた。
近くに旧国鉄の昇降鉄橋を観光用に転用している「昇開橋」があった。ゆったりとした流れの筑後川を渡ってくる川風が心地良かった。

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