福岡県

木屋瀬(北九州市八幡西区)

木屋瀬は小倉と長崎を結んでいた長崎街道の宿場町だった。この街道のほかの宿場町に比べると伝統的家屋が数多く残っている方だが、それでも保存状態はあまりよくなかった。そのなかで貫禄のある建物を選んで描いたが、すでに空き家だったから、今ごろはもう取り壊されているかもしれない。家並みの裏側を遠賀川がゆったりと流れていた。

木屋瀬(北九州市八幡西区)96・10・27 F8
古い町では駐車場を探すのに苦労をすることが多い。この時も適当な場所がなく、たまたま交番があったのでその前に止めさせてもらった。普段から『この付近で絵を描いています。しばらく駐車させてください』という紙を用意していて、車の窓に掲げることにしている。効き目があるかどうかは知らないが、まだ切符を切られたことはない。

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