福井県

粟田部(今立町)

越前和紙の里として知られる今立町へ行った。昭和31年(1956年)に粟田部町と岡本村が合併し今立町になったが「今でも粟田部の地名の方が通りがよい」という。粟田部はもともと物資の集散地だったが、賑わいは少し離れた「和紙の里会館」周辺に移っているようである。現在、隣接する武生市との合併話が進んでいる。

粟田部1(今立町)05・05・07 キャンソンF8
粟田部の裏通りには袖壁を付けたいかにも北陸らしい町屋が軒を連ねている。スケッチの後、近くの蕎麦屋に入ったが、ここでもいかにも越前らしい歯ごたえのある蕎麦が出た。

車が通るため、普段は道の真ん中で町並みスケッチをすることができない。ここにはおあつらえ向きに空き地があったので、迷わずこのポイントを選んだ。絵だけ見るといかにも道の真ん中で描いたように見えるかもしれない。

粟田部2(今立町)05・05・07 キャンソンF8
粟田部の町並みをよく見ると妻入りの建物と袖壁を付けた平入りの建物が混在している。軒の線に変化が出て画題として面白い。

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