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東京駅(東京都千代田区丸の内)

東京駅は新橋〜上野間の高架鉄道の建設に伴って1914年(大正3年)5月に開業した。丸の内駅舎は辰野金吾らが設計したことで知られるが、1945年の空襲でドーム型の屋根などが破壊され、1947年に2階建てに規模を縮小して再建された。2007年5月から、ドーム型の屋根を持つ当初の姿に戻す工事が進められており、2012年10月に完成予定。

東京駅2012年春(東京都千代田区丸の内)2012.05.27     36×51cm
「いらかぐみ」のオフ会が3年ぶりに東京で開かれ、その締めくくりに、東京駅舎の丸の内南口ドーム部分をスケッチした。07年から行われている「保存・復原工事」は最後の仕上げ段階に入っており、工事用の塀などは残っているが、3年前に描いた下の絵と比べると、新旧の違いが歴然。椅子を置いた場所は、すでによく知られたポイントらしく、行ってみるとスケッチの先客やカメラマンの姿も見られた。

東京駅(東京都千代田区丸の内)09.05.31      36×51cm
東京へスケッチに行くからには東京駅舎も描きたいという考えがないわけではなかったが、ほかに描きたいところがたくさんあった。しかしこの日、丸の内で「いらかぐみ」メンバーと別れ、さあスケッチをと思ったら、かなり激しく雨が降ってきた。幸い、丸ビルの1階部分は雨が避けられるので、向かい側に見える東京駅を描くことにした。「09年6月時点の工事中の姿を描きとどめるのも意味がある」と、泣き空を見上げながら自らに言い聞かせた。丸ビルの美人ガードウーマンからは「ここでスケッチは困ります」と苦情を言われたが、頼み込んで黙認してもらった。

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