滋賀県

畑(高島市)

高島市の畑には「日本の棚田百選」に選ばれた棚田が広がり、オーナー制度による米づくりで知られている。また、スケッチポイントとしても人気があり、多くの人のスケッチを見たことがある。
 
 
   
  畑の棚田@(高島市畑)21.05.23  36×51p  
  梅雨に入り各地で田植えが始まった。梅雨の晴れ間を利用して、田植え時期が早い滋賀県の高島市畑へ行った。コロナウイルス禍で外出制限が出ているが、今のシーズンを外すと田植え直後の風景は描けないと思い、目をつむってもらうことにした。集落中程の神社の広場に車を止めさせてもらい、取りあえず一番高いところにある民家のそばまで上って1枚。  

   
  畑の棚田A(高島市畑)21.05.23  F6  
  坂を下ってくると、以前は家が建っていたと思われる空き地があった。その空き地から眺めると、棚田の間に家々が建っていて、構図が面白く、斜面に広がる集落の様子がよく分かるので、2枚目に選んだ。  
 
 
   
  畑の棚田B(高島市畑)21.05.23  F6  
  周囲を見渡すと、棚田の間を高い場所まで上る道が見えたので、その道を上ってみた。棚田の中に家々がバランスよく散らばっており、この地方らしい元茅葺き屋根の民家も混じっているので、3枚目に選んだ。  
 
 
   
  畑の棚田C(高島市畑)21.05.23  F6  
  手前に棚田がありその向こうに集落の家並みが広がる・・・・同じような構図の絵が続くが、畑での4枚目はたんぼ道を少し横に移動して描いた。この日は暑かったが、ちょうど椅子を置いた上に立木が1本あり、涼しい木陰が確保できた。  
 
 
   
  畑の琳明寺付近(高島市畑)21.05.23  F6      
  畑の集落の中央に「琳明寺」というお寺がある。その寺の付近の風景が目に止まり、この日の最後のポイントに選んだ。残念ながら田植えの終わった田圃の表面は見えないが、家々の並びの面白さを優先した。まだ陽は高かったが、遠方なので引き揚げることにした。ところが帰りの湖西道路は大渋滞、レジャーボートなどを牽引した車も多い。他人のことは言えないが、コロナ禍で外出自粛が呼びかけられているものの、あまりの天気の良さにじっとしておられなかったのだろう。  
 
 
畑@(高島市)11.10.28     36×51cm
紅葉にはまだ少し早いが、絶好のスケッチ日和。朝早く出かける気になったので少し遠出して、滋賀県高島市の畑へ。畑へは初めての訪問である。集落の中ほどにある神社の広場に車を止め、とりあえず一番高いところへ上った。稲刈りが終わり田んぼに稲がないのは残念だが、その代わりどこへでも入っていけるメリットがある。

畑A(高島市)11.10.28     F6
畑の集落を上から眺めて1枚描いた後、集落内の坂道を下りながら振り返ると、木の葉や畔の草が逆光に輝き、紅葉が進んだように見えて美しい。道端に座り、先ほどスケッチした場所あたりを見上げて描いた。スケッチしている間、車も人もまったく通らない。畑の棚田はオーナー制度を採用しているため、田植えや稲刈りのシーズンなら都会からやってきたオーナー耕作者で大変なにぎわいにちがいない。

畑B(高島市)11.10.28     F6
畑の集落は広大な斜面に広がっているので、3枚目は横から斜面に家が建つ様子を描きたいと思った。ずいぶん歩き回りスケッチポイントを探した結果、村の中央にある琳明寺というお寺の淡いブルーに塗られた屋根を中心に描くことにした。手前にある赤いトタン葺きの民家もよいアクセントになる。

高島市新旭町針江へ
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