奈良県

中女寄(桜井市粟原)

桜井から大宇陀へ向かう途中にある「女寄峠」の長い上り坂で、山の上に見える家並みが以前から気になっていた。菟田野へ出かけた帰りに車を止めてみると「中女寄」(なかみより)というバス停からのアングルがとても気に入った。住居表示では少し桜井寄りの粟原(おおばら)に含まれるようだが、独立した小さな集落になっている。

中女寄B(奈良県桜井市粟原)    2015.09.10     36×51p 
猛暑が続いた後、いきなり秋の長雨になった。この日ようやく雨が止んだので、少し遠いが奈良県桜井市粟原まで出かけ、まず国道166号沿いにある中女寄バス停へ行った。そこから見上げる家並みが面白く、前にも描いているが、もう一度描きたくなった。

中女寄@(桜井市粟原)07.01.14      36×51cm
中女寄バス停は車がゆったり止められる広場になっており、桜の木が3、4本植わっていて春になれば花見もできそうだ。スケッチ環境としても抜群である。

中女寄A(桜井市粟原)07.01.14       36×51cm
中女寄の家並みを見て、頭の中に浮かんだ構図は、手前の家を白く抜いた@の絵のようなものだった。しかし、実際に出来上がった鉛筆スケッチはAの絵のようになってしまった。丘の上の家並みから描き始めたが、自然に目が「望遠」になってしまうらしい。気に入らないので一度ボツにしたが、思い直して自宅で彩色してみた。

桜井市・長谷寺あたりへ
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