奈良県

鳴川町(奈良市)

奈良市の中心部を「もちいどのセンター街」という商店街が南北に貫いている。どんな字を書くのかなと思ったら「餅飯殿」だそうで、ずいぶん長い歴史があるらしい。その商店街を抜け、そのまま南へ歩くとやがて「鳴川町」という町に出た。いわゆる「奈良町」の一画である。

   
  鳴川町D(奈良市)2020.01.13  
  「奈良水彩展」訪問ついでの奈良良市内スケッチの2枚目は、久しぶりに鳴川町へ行った。ここは起伏のある地形が特徴で、坂道に沿った古い町並みが気に入り、何回も描いている。日当たりが良いポイントを選んで座ったが、描いているうちに厚い雲が出た。  
 
 
   
   鳴川町C(奈良市)16.04.30    F6  
  「アトリエ・ぶらりすけっち」で作品展が始まったので訪問ついでに奈良市内でスケッチすることにした。特に描きたい場所が思い浮かばないので、とりあえず近鉄奈良駅から南の「ならまち」方面へぶらぶら歩いた。起伏のある鳴川町へ差し掛かると、目の前の屋根の並びを面白いと感じたので、1枚目に選んだ。  
 
 
鳴川町B(奈良市)09.09.13    36×51cm
この日、悠彩会のスケッチ会が奈良市で開かれた。下の絵を描いた時、午後にここへ行ったため、日影がなく不本意な構図を選ばざるを得なかったので、午前中の東側に影があるうちにと再び同じ場所で描いてみた。

鳴川町A(奈良市)09.05.20    36×51cm
下の絵は南向きだが、こちらは北向きに据わって描いた。坂道に沿って並ぶ家並みは魅力的だが、暑い時にはこの場所は午前中でないと描けない。今度は冬の午後に行ってみることにする。

鳴川町@(奈良市)06.10.28    36×51cm
起伏のある道に沿って古い町屋が並んでいるのが気に入ってスケッチを始めた。先の方の上り坂はそれらしく描けたが、手前の下り坂の表現は難しい。遠くに奈良らしくない教会のような建物が見える。てっぺんには風見鶏がついている。ところが近所の人によると「教会が珍しいと皆さんがここでよくスケッチされるが、あれは本当はマンションなんです」とのことだった。

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