京都府

大原(京都市左京区)

三千院と寂光院で知られる大原には学生時代に行ったことがあるが、その後行ったこともなく、もちろんスケッチ経験もなかった。2010年に実質的に初めて行ってみると、想像以上の大観光地で、京都盆地を思い切り小さくしたような盆地状の地形になっており、スケッチポイントが多いことが分かった。その後、いろんな機会にたびたび出かけている。
 
 
   
  大原・田植えのころ@(京都市左京区)17.06.01       36×51p  
  浪漫会のスケッチ会が大原で開かれた。この日は比較的参加者が少なく男女10人が参加。田植えが終わったばかりの田んぼと大原らしい家並みが見え、しかも涼しいという条件を満たすため、以前描いたことがあるが、三千院参道の近の展望スポットへ行った。皆さんと一緒なので、久しぶりに現地着色した。  

   
   大原・田植えのころA(京都市左京区)17.06.01       F6   
  浪漫会のスケッチ会の続き。2枚目をどこで描こうか迷い、暑い思いをして寂光院の門前まで行ったが、空振り。引き返す途中で、涼しそうな木陰で浪漫会世話役のYさんが描いておられるのを見つけ、その横に割り込ませてもらった。初めてのアングル。周囲はどちらを向いても緑いっぱい。深呼吸すると緑が体全体に染み込んできそうな気分だった。画面には入っていないが、寂光院への参道で仲間がずらりと並んで描いておられる。日向なので暑そう。  
 
 
     
  大原・田植えのころB(京都市左京区)17.06.01       F6  
  浪漫会のスケッチ会の続き。京都市内まで帰っていつものビアホールで反省会をすることが朝から決まっていたが、集合時間までまだ少し時間がある。まだ少し暑かったが、大原で一番気に入っている家並みを選んだ。同じポイントで都合3回目である。バス停に戻るとすでに皆さんが揃っており、予定より1本早いバスに乗り、反省会の開始時間を早めるという。それもまた結構なこと。暑かった分だけ、ビールがうまかった。  
 
 
大原井手町の俯瞰(京都市左京区大原)    2015.03.17      36×51p
この日はとても暖かく、いかにも春らしい天気になったので、思い立って大原まで行くことにした。2013年秋に悠彩会スケッチ会が大原で開かれた時、Nさんが見事な俯瞰を描かれ、機会があれば追っかけたいと思っていた。「里の駅大原」という施設の近くから東側の小高い場所へ上ると、目の前に大原井手町の家並みが広がっていた。暖かい日差しにつつまれながら極めて気持ちよくスケッチした。しかし、背景の山の着色で失敗。もっとあっさりとした仕上げにしたかったが、冬色のままの山の表現は難しかった。

高野川の春(京都市左京区大原)    2015.03.17      F6
大原井手町の俯瞰を描いたあと、「里の駅大原」へ戻る途中で、いかにも春らしいこの風景に出会った。キラキラと水面が輝いている。柄にもなく”春の小川”が描きたくなり、日当たりの良い土手の草原に座った。ついでに昼食もそこで食べたくなった。この日は最近流行っているという”にぎらないおにぎり”(おにぎらず=ご飯のサンドイッチみたいなもの)をFさんが用意してくれていた。大原を流れる川はやがて鴨川に合流する高野川である。正面には淡い色彩の比叡山も見える。

春の大原(京都市左京区大原)       2015.03.17      F6 
この日の3枚目を描くため「展望特別席」と呼ばれている場所へ移動した。特別席からは広々とした大原の風景が眺められ、遠くに比叡山が霞んでいる。田んぼや畑では春の作業が始まっており、何かを焼く煙も上り始めた。

寂光院付近(京都市左京区大原)2013.10.12      25×41p
悠彩会の2013年10月度スケッチ会が京都・大原で開かれた。10月に入ってからも真夏日が続き、この日からは多少涼しくなるという予報だったが、やっぱり暑い。集合場所の大原バス停から西へ寂光院の方向へ向かい、日陰で描ける場所を探したが、いい場所が見つからない。結局、屋根の並び方が面白く、過去に2度描いたことがあるポイントで妥協した。しっかり日陰があるわけではないが、あきらめて、暑さを我慢しながらとりあえず1枚。

大原大長瀬町(京都市左京区)2013.10.12      F6
この日は日差しがとても強く、日向では辛抱できそうにない。日陰を探してウロウロしているうちに、バス道(国道367号)に面した桜の木の下から、トタン葺きの農作業小屋が見える場所へ出たので、これを1枚描くことにした。大原大長瀬町という場所である。ひまつぶしさんのお気に入りポイントで、私自身も以前に描いているが、暑い時は日陰が一番。

大原草生町(京都市左京区)2013.10.12      25×41p
昼食会までに少し時間が余ったので、寂光院への道筋から見える家並みを急いで描いた。寂光院とその周辺は「大原草生町」に含まれる。この家々の並びが気に入っており、私が描くのも2度目だが、多くの方がこの場所で描いておられる。

寂光院への道A(京都市左京区大原)10.11.13       36×51cm
8月に続き紅葉盛りの大原でまた悠彩会スケッチ会が開かれた。夏に来た時、寂光院へ向かう道筋にあるこの家並みを面白いと思ったが、日影がなくあきらめた。今回は迷わずこの場所へ直行した。残念ながらこの家並みのバックは杉林で、紅葉がほとんど見えない。ちょっとだけ赤と黄色の木を増やしておいた。

大原の紅葉(京都市左京区大原)10.11.13       36×51cm 
1枚目を描いた場所は赤や黄色の木が少なかったので、2枚目は紅葉のきれいな場所を探した。高野川右岸の「乙が森」という場所から、大原来迎院町、大原大長瀬町など大原盆地東側の山裾の家並みが見え、ちょうど色づいた木々も多いので、田んぼ道でスケッチブックを広げた。この場所から右(南)を向くと、広い田んぼの向こうに比叡山が見える。しかし、この日は11月には珍しく黄砂がやってきて、景色全体がぼんやりとかすんでいたため、これをスケッチするのはあきらめた。

寂光院への道B(京都市左京区大原)10.11.13       F6
スケッチ会の反省会を京都・三条あたりでやろうということで、飲み屋の開店時刻に合わせ大原バス停午後4時ごろ発のバスに乗ることにした。少し時間が余ったので、夏に来た時に描いたのと同じ、寂光院への道筋にある家並みをスケッチした。この家並みの後方に寂光院があり、その周辺にはきれいに紅葉する木が多い。午後3時を過ぎると、急に寒さを感じるようになった。

三千院門前(京都市左京区大原)10.08.21      F6
2010年6月に初めて大原へスケッチに行ったが、続いて8月には悠彩会スケッチ会の会場が大原になった。いかにも暑い日なので、とりあえず日影間違いなしの三千院門前に行った。門前にはみやげ物店、漬物店、食堂などが軒を連ねているが、そのうちの1軒を描いた。店頭に色とりどりの小物があるのが嬉しい。

三千院への道(京都市左京区大原)10.08.21      F6
昼食会までにまだ時間があり、日も陰っているので、三千院へ上る道筋でちょっと気になっていたポイントを描くことにした。ところが紙の半分ぐらい描いたところで、突然の雨。仕方なく中断し、昼食後に続きを描いた。しかし今度は太陽が出て、たまらないほど暑い。おまけに目の前に大きな車が止まっている。というわけで思わぬ苦労を伴った1枚となった。

展望特別席より(京都市左京区大原)10.08.21      36×51cm
昼食会の間に降っていた雨は1時間ほどでピタッとやんだ。雨上がりには涼しくなるかと思ったが、湿度が高くなった分、かえって暑く感じる。とにかく日陰へ逃げ込もうと高野川の対岸にある「展望特別席」へ行った。今回のスケッチ会幹事のひまつぶしさんが見つけてこられた場所で、展望特別席といっても、一段高くなった杉林の中に木製のベンチがしつらえてあるだけなのだが、涼しさは折り紙つきである。正面に大原来迎院町、大原大長瀬町あたりの家並みが広がる。今年の夏は猛暑が続くが、目の前の田んぼはかすかに秋色になっていた。

寂光院への道@(京都市左京区大原)10.08.21      36×51cm
昼食後にスケッチポイントを探していて、寂光院へ向かう細い道沿いの家並みが気に入ったが、日影がないので後回しにした。展望特別席で描いた後、日差しも少しは勢いがなくなったように思い、たまたま駐車してある車の小さな日陰で描いた。しかし、もう少しで完成という時に、車の持ち主がやってきて「ごめんなさいね」と言いながらどこかへ運転して行ってしまった。何だか取り残されたような思いだった。

大原・三千院あたり(京都市左京区大原来迎院町)10.06.09       36×51cm   
ひまつぶしさんがたびたび出かけられているのに刺激されて大原へ行った。土地勘がないので大原バス停近くに車を止め、とりあえず三千院への参道を登ってみた。参道脇に名物「しば漬」の店があり、そのそばに「棚田展望台」との立札があったので行ってみると、深い木陰があり、理想的なスケッチポイントだった。
暑い日だったが、木陰に入るとそよ風が気持ちよく、スケッチしながら、近くの「里の駅」で買い求めた弁当も食べた。

大原・井手町遠望(京都市左京区大原上野町より)10.06.09       36×51cm
かんかん照りなので、三千院へ上る自動車道を逆向きに下りながらスケッチできる日影を探した。ちょっと歩き疲れて「よいところはないな」と思い始めたころ、偶然、大きな木の下の涼しそうなポイントを見つけた。大原は盆地状の地形になっており、南西側の山裾にある井手町の家並みが遠望でき、手前の元茅葺き屋根の家がいかにも大原らしい。

大原・野村町遠望(京都市左京区大原大長瀬町より)10.06.09       F6
あまりの暑さに2枚描いたらもう十分との気分になり、車を止めた駐車場へ帰る途中、バス道脇に桜並木の木陰があった。逆光気味の風景が気になり、手前の水路の様子が面白いのでもう1枚描く気になった。地図で確かめると椅子を置いた場所は大原大長瀬町で、向こうに見える家並みは大原野村町であった。

京都市左京区八瀬へ
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