京都府

「くろ谷さん」あたり(京都市左京区)

京都市民から「くろ谷さん」と呼ばれている金戒光明寺は浄土宗大本山だが、幕末に京都守護職・会津藩の本陣が置かれ、新選組もこの地で誕生したことで知られる。広大な敷地で、まるでお城のように守りに強そうなということで、本陣に選ばれたらしい。

   
  くろ谷さんの三重塔(京都市左京区)2019.01.13   F6   
  名古屋のスケッチ名人・ケロさんが、京都・岡崎の画廊で、関西では初という個展を開催されたので表敬訪問、良い天気だったので、ついでに画廊近くの金戒光明寺でスケッチした。広い境内に広がる墓地の上の方に三重塔がそびえており、陽だまりの石段の途中に座ってその塔を描いた。この塔は正式には「金戒光明寺文殊塔」と呼ばれ、日本3文殊の一つとか。しかし、親しみを込めて「くろ谷さんの三重塔」というタイトルにしておく。  
 
 
くろ谷さん門前(京都市左京区)10.09.29    F6
この日はスケッチポイントを探しながら、京都大学付近から吉田山に登り、山を越えて真如堂からくろ谷さんまできた。かなりの距離を歩いたが、もう一つ描く気になるポイントを見つけることができないまま、お寺の門を出てしまった。門前に石材店があり、これも京都らしい風景かなと思ってスケッチした。

くろ谷さん北門あたり(京都市左京区)10.01.11     F6 
真如堂から南へ、くろ谷さんの北側の門をくぐったところで後ろを振り返ると、町並みにお寺の門が溶け込み、「これぞ京都らしい風景」と思った。スケッチした右側の石垣の上には大規模な墓地が広がっており、目の前に墓掃除用のバケツや箒、タオルなどが用意されていた。蛇足ながら絵に描き込んでおいたが、肝心のお参りに来た人の姿を描き込むのを忘れた。

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