福井県

今庄(今庄町)

2001年8月17日、滋賀県から、柴田勝家が開いたという栃の木峠を越えて今庄に入った。途中で兜づくりの茅葺民家が残る板取宿にも立ち寄った。今庄は江戸時代にできた宿場町の町並みがひっそりと残っていた。「今庄そば」の名前が通っているのに、町中にそば屋がたった2軒しかないというのが意外だった。

今庄@(今庄町)01・08・17    36×51cm
今庄の町並みは独特の袖うだつをつけた町屋がずらっと並び、彫りが深い。豪雪に備えた太い梁や垂木、道路の融雪装置、軒下のドラム缶などが、夏なのに、厳しい冬を想像させる。枡形になった場所から1枚。

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今庄A(今庄町)01・08・17  F8
ほぼ1キロ続く旧宿場町の中ほどに京藤(きょうとう)甚五郎家があった。今庄町指定文化財。天保年間の建物で、造り酒屋をやっていたが、水戸天狗党の一行がやってきて酒風呂を沸かしたというエピソードが残っているという。

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