北海道

ルスツリゾート(留寿都村)

縁あって、1997年ごろ(正確には何年からだったか思い出せない)から毎年3月初旬に北海道のルスツリゾートへスキーに出かけるようになった。リフトなどの輸送能力が毎時3万人強と北海道で一番だそうで、3キロ、4キロという長さのなだらかで広いコースがたくさんあり、何回行っても飽きない。2005年に初めて小さなスケッチブックを持っていき、以来、スキーの合間にスケッチもしている。2014年には留寿都村の俯瞰を描くことができた。

留寿都村から洞爺湖遠望(留寿都村)2014.02.24      36×51cm
参加者が減り寂しくなったが、2014年も何とかルスツスキーに参加できた。しかし来年もという自信がないので、めったに行かない「ウエスト・マウンテン」と呼ばれている山の頂上へ登ってみた。頂上に立って驚いた。目の下に留寿都村中心部の家並みが広がり、遠くには洞爺湖の湖面が光り、その右手の山の頂上には08年に洞爺湖サミットが開かれたザ・ウィンザーホテルの姿までくっきり見えるではないか。いかにも北海道らしく、絵になると思った。慌ててホテルまでカメラを取りに帰った。残念ながら極寒の現場で描く勇気はなく、帰宅後、その写真から描いた。地図で調べると、留寿都地区中心部の四角な空き地(グラウンド)の周辺に村役場、留寿都小学校、中学校や高校などがあり、村を貫いている道路は札幌から留寿都を経て洞爺湖へ至る国道230号線である。ウエスト・マウンテンは正式には「橇負山」(そりおいやま、715m)という。

ルスツリゾート14−1(留寿都村)2014.02.24      F3
2014年も一日だけ早めにスキーを止めて、ホテル前のゲレンデでスケッチをした。スキーやスノボをメーンゲレンデで楽しんだ人がホテルへ引き揚げてくる通路でスケッチブックを広げたので、描き込んだ人物は全部後ろ向きになった。この年は中国語を話す人に比べ英語圏からのお客がうんと増えたような印象だったが、絵を覗き込んが人が「ベリーグッド」と声をかけてくれた。私が分かる英語はそこまで。

ルスツリゾート13−1(留寿都村)2013.02.24        F3
いろいろあったが、2013年もルスツへのスキーツアーに何とか参加できた。2012年は急に行けなくなったので、2年ぶりである。初めて2月末の実施となったため、修学旅行生と鉢合わせせず、何となくゆったりした気分で過ごせた。ただし、連日雪に見舞われ、天候はもう一つだった。それならと早めにスキーをやめてスケッチに切り替えたが、天候が悪い時は遠望がきかず、スケッチもあまり楽しくない。

2011.03.06   F3

2010.03.08   F3

2009.03.01   F3

2008.03.02   F3

2007.03.05   F3

2006.03.06   F3

2005.03.07   F3

北海道占冠村・トマムリゾートへ
「東日本・東北北海道の旅」の目次へ